さらばイーグルジャンプ ぼくはパン屋さんになります
Abstract
全検査IQ=135
言語性IQ=136
動作性IQ=128
前回記事
前回記事より約10日経ちました。その間の変化といえば放課後ていぼう日誌とかいう神を視聴し始めて男として完全に一皮剥けてしまったことでしょうか。ところでていぼう部のみなさん。この女の代わりにぼくを顧問にしませんか?お酒も魚介類も苦手なのでガバは発生しませんよ・・・?
前回の要約
周りとはちょっとズレているらしいぼくのパーソナリティ。カウンセリングに通ってみるも、病的なものではないとのこと。ただ性格が悪いだけ、まあちょっと歪(微かにASD気味?)に育っただけな定形らしい。まあ特段困ってるわけでもないしそれはそうか。この程度で疾患を自称するのは多方面に対し無礼がある。 それはそれとして。数名の知り合いがWAISというIQテストを受けて自身の生き辛さに回答を求めていたことを知り、自分もやってみたいと思い機会を伺っていました。ここまでが直近半年の話です。 そして先日、帰省先で幸運にも機会を得、はれてWAIS-IIIを受けることになりました。言語系の評価項目で少し苦戦した以外はいいスコアが取れた気がします。(以下自己採点) 各検査の手応え(S~Dの5段階評価) 単語B~A 類似A 知識A 算数S 数唱S 語音整列A 理解A 絵画完成A 積木模様S 行列推理S 符号S 記号探しS 組合せA 絵画配列A
要約+加筆おわり
結果
σ=15のテストなので上位2.33σですか。正規分布で計算した結果を調べたら丁度ぴったし上位1%らしいです。100人に1人、97の代およそ100万人の中に10000人居るくらいの知能です。う〜ん、まあそんなもんか。天才の夢、潰えたり
下位検査ごとの評価点は返却されなかったのですが、こっそり覚えてきました。
計算や積木(立体パズル)、符号が凸で、絵画配列(マンガ)や絵画完成(絵の違和感)が凹でした。ん?
俺は保登心愛や!!!!!!!
だといいんですけどねぇ・・・。
さて、他の部分に注目していきますと、言葉の意味を答える系のテストではかなり詰まってしまった割に良いスコアが取れてました。一方で、積木模様だけはおそろしくスコアが良い割には、目で見た抽象的な情報をいじくる系の他のテストでは思っていたほどスコアが伸びていませんでした。この辺り、自己理解に役立ちそうですね。
ちなみに、ほかのブログを漁って仕入れた話ですが、このスコアは各テストの素点の分布に対して標準偏差を3としたときの偏差値らしいです。その前提だと、計算と積木は2.67σで上位0.4%となる一方で、絵画配列と絵画完成は0.33σで上位37%まで落ちる計算になります。あれまあ、
考察
言語理解について
理解力、語彙力、知識は総じて高い。抽象概念の把握や判断力や社会規範の理解にも問題はない。
ことばに詰まりまくったために自分ではボロクソだと思っていた言語理解は、同年代のヒトと比べたら問題なく、むしろ高いくらいとのことでした。話を聞いていると、この能力は長期記憶だとか概念の理解に関わるとのことなので、4能力の中では学力との関連が最も強いように感じました。
一方で、簡単な問題を間違えたり、逆に難しい問題を正解していた場面があった。
このために、対人コミュニケーションにおいて、簡単な部分が逆にうまく伝わらないという弊害が起きるらしいです。今は周りの賢い方々のおかげで顕在化していないだけであって、医師(かなぁ?)として就職したあとに直面する問題なんでしょう。伝わっているか逐一確認することでコミュニケーションミスは予防できるそうです。
知覚統合について
視覚情報を処理する能力にばらつきがある。
空間認識能力や部分情報から全体の視覚イメージを把握する能力が極めて高いらしいです。ほんとかなぁ?
一方で、法則性の把握や物事の流れを掴む能力、物事の重要なポイントを見極める能力が人並みなんだそうです。
良さが生きる場面というのは、例えば他の人の動きを真似する場面、ぼくは真似が上手いらしいです。心当たりがなさすぎて狂う……。あ、「器用」とは違う概念らしいです。
一方で、人並みにしかない能力、こいつらは物事の流れ・重要なポイントをうまく掴む能力のことで、まあこれが人並みってことは平たく言うと話の面白さ:偏差値50ということです。
当たってる!!!!!!!!!!!!!
人並み以下っていうのは傷つくからやめてね…
本当に刺さりました。会話中に気の利いた返事を思いつけなくてキャッチボールが続けられなかったり、周りの人に比べて面白い文章が書けずどうしても書く文章が紋切り型になってしまったり大喜利も全然できなかったりと、私が感じていた生きづらさの一である「会話が出ない」「みんな面白すぎ、面白くないの俺だけ」という問題の本質はここにあったのです。まあわかったところでどうにかできるという問題でもなさそうですが、スッキリしたから良いです。
お笑い芸人さんなんかはこういう能力(絵画配列/完成)が高いんでしょうね。「このネタをこのタイミングで放ればウケる」ということが分かる能力は絵画配列や絵画完成の結果に現れるみたいなので。
全体像がすぐに分かるぶん、自分の思いついた順番でやってしまい、他者や集団の意図とずれることがある。
そういえば全体像がすぐ分かるってことは、話の流れやポイントは凡人程度の理解しかできないけどオチだけはすぐに読めるってことですね。確かに笑い話とか聞いてるなかひとりだけ変なタイミング(早すぎる)でフフっときちゃうんですよね。(※周りの人もオチがわかってて空気を読んで笑ってないだけかもですが。 )どっちにしてもこれやっぱ損だな。
あと、物事を進めていく順序を計画する能力が先読みする能力に追いついていないみたいです。そうだったのか・・・
仕事においては、もともとスケジュールが決まっていたりマニュアルのある仕事を行うほうが負担が少ない。
わかるぅ〜〜〜〜〜〜〜
作動記憶について
耳で聞いた情報を処理する能力が本人の中で最も得意である。
嘘 つ け
高校時代から大学に入ってからも、「教員による講義なんて聞いても聞いたそばから頭を抜けていく(残らない)から、テキトーに聞き流しとこ」というスタンスで、専ら板書や教科書を「読む」ことこそが自分に合った最良の勉強法だと信じて疑ってきませんでした。まさかここにきて破られるとは。
もっとも、ワーキングメモリが良いことと記憶方法の向き不向きは別問題な気もするのでなんとも言えないのですがね。まあ耳を使うポテンシャルは高いとのことでした。これからは音声情報とも上手く付き合っていきます。
意味のない情報を短時間覚えること、意味のある情報を複数並列処理することいずれも大変に得意である。
へぇ、無駄なこと考えるメモリがあるってことなんでしょう。これ関連で「音楽を聴きながら勉強してもいいか」聞いてみたのですが、「まぁ今までできてたならいいんじゃない」と要領の得ない返事が返ってきました。
処理速度について
得意と苦手の差があった。
どっちも良くできたと思っていたのですが、、、
時間に追われたのか、回答の乱れや訂正がいくつか見られた。
ようは速いけどミスが多いぶん引かれてたみたいです。見直しの時間を考えて作業しなさいとのことでした。
仕事を選ぶ際には、精度よりも速度を求められる仕事に適していると思われる。
そんな仕事あります????
保登ベーカリーさん!?!?
また、今回の面談にあたり、進路について質問してみました。
Q.ズバリ、医師と研究者で向いてる職業は?
A.言語理解能力が高いので、注意すれば患者さんとのコミュニケーションは充分にこなす事ができる。また、チーム医療体制のもとでは計画性の低さは治癒され、現在はEBMにより医療はマニュアル化されているため、臨床医として働いていくのに不自由はしないと考えられる。一方で、研究をしていくにあたり、行列推理、すなわち法則性を理解する能力が人並みであることは足を引っ張る要因になるかもしれない。また、研究デザインを組むことにも苦労するかもしれない。 全体像を把握しやすい、動作の真似が上手いという特性から、外科医なんて向いてるんじゃないでしょうか。
ゑ?
まとめ
まあまあきれいな検査結果でした。
ぼくがオモンナ人間である仕掛けがわかりました。
意外な発見もありました。
進路はこれから考えていきましょう。
終わり